GDSFILT
GDS-II Filter/Merge Utility

概要

GDSFILT を使用することにより、巨大なGDS-II データから、必要とするデータのみ抜き取ることができます。これによりマスク設計者は、エディタやレイアウト・ツールへ全データをロードすることなく GDS-II ファイルを取り扱うことが可能です。ほとんどの操作をごく簡単な指定で行うことができます。

例えば、400Mbyteの最新マイクロプロセッサーのGDS-IIストリームファイルの内、パッド部分だけ必要である場合、全てをロードするには非常に時間が掛かりまが、GDSFILTを使えば、パッドレイヤに関するデータのみ抜き取ることができます。

GDSFILTがチップ階層の使用されていない箇所を削減するので、パッド開始の定義に使用されていないストラクチャーは削除されます。結果、あなたは50KのGDS-IIファイルで、簡単に読み込み、調査、プロットすることができます。

機能

  • GDS-II全てのバージョンをサポート
  • 1024レイヤーまでのサポート
  • GDS-IIレイヤーによる、データの取り込み、抜出し
  • レイヤーから他レイヤーへのエンティティ移動
  • GDS-IIデータ・タイプによる、データの取り込み、抜出し
  • あるデータ・タイプから他のデータ・タイプへのエンティティ移動
  • GDS-IIの任意階層からのスタート
  • 任意のGDS-IIストラクチャの抽出
  • 不使用のストラクチャ定義を削除
  • 不法ストラクチャ名の検索と修正
  • 幅指定によるパスの削除やパス幅の修正
  • 違法パス(自己交差)の修正
  • テキストの削除やリサイズ
  • 複数のGDS-IIファイルを1つのファイルへマージ
  • GDSVUによるGDS-IIの表示/プロット

メイン・メニュー

Windows版のメニューを示します。

ストラクチャの選択

GDSFILT は、GDS-II ファイルを調べ、全てのストラクチャをリストします。ユーザーは、ストラクチャとその階層構造に関するサマリ情報を表示することができます。

コンフィギュレーション・メニュー

コンフィギュレーション・メニューから、フィルタリング方法をコントロールします。 テキスト高やパス幅、パスの自己交差、違反ストラクチャ名のチェック等を指定することができます。

UNIX版 コマンド・シンタックス

以下のような簡潔なコマンドラインが用意されています。

Gdsfilt in_file out_file  struct_name [options]

以下にUNIXコマンドの実例を示します。

例1

“demo5.gds” ファイルからレイヤ5とレイヤ11のみ抜出し、”layer5_11.cal” のファイル名で新しいGDS-IIストリームファイルを生成します。

gdsfilt demo5.gds layer5_11.cal = -prune  -i5,11
例2

“mixed.gds” ファイルのストラクチャ名をチェックし、小文字が使われていた場合、全てを大文字に修正します。

gdsfilt mixed.gds  uppercase.gds =  -uc -q

プラットフォーム

  • Unix版 SunOS、Solaris、HPUX、AIX
  • Windows版 Windows 95/98/NT/XP/7

開発元

Artwork Conversion Software, Inc.
417 Ingalls St. Santa Cruz, CA 95060, USA

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